第3回公開学習会報告

昨日の公開学習会は、瀬川嘉之さんを招き、全体で参加者8人の密度の濃い議論の場となりました。当会の活動へのカンパも890円いただきました。皆さん、ありがとうございました。放射線被曝リスクに関して、ICRPは信用できないけど、他方の ECRRも過大評価している可能性がありどちらも選べないという意見はありえます。これに対して、まずは、日本政府はICRPに則っているといいつつ厳守していない点、特に現在この地域において、行政に被ばくリスク低減措置を求めるに際しては、まずはなによりも、ICRP食べ物などからの内部被曝も含めて1mSv/年という公衆の線量限度と、「合理的に達成できる限り低く」という勧告の厳守を求めるべき点、そして、チェルノブイリ事故の健康影響に関する研究の成果を反映していないICRPに対抗する市民のための/市民による「放射線防護」の理論は、ECRRのも含め、むしろこれから国際的な取り組みとして本格的に構築してゆくべきものであるといった点が確認されたように思います。最後の点に関わって、10月12日に以下の「市民・科学者国際会議」が行われます。